2021年3月より、文化農場のロゴが新しく生まれ変わりました。
文化農場の小野未花子です。
文化農場の歴史を紐解く中で、神崎郡市川町という土地に根付いた事業を世紀を超えて行ってきていたこと、そして祖父が創業した育苗業(家庭菜園用野菜苗生産事業)は、野菜を育てるという日本文化そのものを支える事業だと気づきました。
家庭菜園は親から子への知恵や工夫・自然からの学びを伝える「文化の伝承」だと捉えています。
祖父の時代は、家庭菜園は、家で料理をすることのように当たり前でした。料理を家庭で学ぶように、自然の中での野菜作りの知恵や工夫も脈々と受け継がれていたそうなのです。
古くから農耕民族として深く自然とつながってきた私たちですが、気づけば、自然との関係はどんどん遠のいてしまっています。
そんな中、文化農場は、ミッションとして、「人と自然の再接続」を、そして「文化を育てる農場」でありたいというビジョンを掲げました。
このビジョンとミッションと共に、新しいロゴには、この土地のアイデンティティである住所ごと組み込み、
また、その「文化を育てる」を1000年かけて実現させるための象徴として「自然カラーの日の丸」をシンボルマークに置きました。
テクノロジーが進むにつれて、子供の近視率の増加、ストレス、メンタルヘルスの課題などが叫ばれていますが、文化農場として、テクノロジーが進む社会だからこそ、自然に触れ、五感をつかう家庭菜園の価値も大切にしたいと考えています。
家庭菜園を通して、自宅でも自然と触れ合える機会を提供し、いつか「家庭の味」があるように、「家(うち)の野菜」といえる人がたくさん増えたら良いなと思っています。
今後ともよろしくお願い致します。
デザインは、KEYDESIGN クリエイティブディレクター すみかずきさんに担当いただきました。
KEYDESIGN http://keydesign.jp/